「学校行くのまじでいやだなぁ…。」
「起き上がれない…動きたくても体がいうこときかない。。」
「もう疲れた…●にたい……」
…これ、5年前の僕なんです。
どうもこんにちは、ルキアです。
今回は僕の半生を交えつつ、僕自身が不登校で辛く苦しかった状況を打破した経緯、前向きに人生を歩き出す方法…などを書いてみようと思います。
ルキアってどんな人?
改めまして、ルキアです。
2004年9月29日生まれ、現在19歳の男。
社会人2年目で、今は接客業をしています。
関西で生まれ育った生粋の関西人。
趣味は、音楽制作、ピアノ、生物観察、ゲーム、アニメ鑑賞、イラスト、武術の動画を見る…etc
キリがないですねw
まぁいろんなことが好きで、そのことにおける知識をつけるのが大好きです!
よく共通の趣味を持つ友達と語り合ったりしてます。
活動をはじめたワケ
まずは、僕が行っている活動について。
僕は、主に不登校などで家から出られなくなった人達のサポート(学習面の補助や、社会復帰の手助け)をする活動をしています。
なぜ僕がこの活動をはじめたのか?
理由は2つあります。
1つ目は、今不登校で苦しむ人達を1人でも多く救いたいからです。
不登校になった人の辛さは、不登校になったことのある人しかわからないんですよね…。
いま不登校になって辛い状況にある人たちが、立ち上がるための1つの道標になれればなと思っています。
2つ目は、当事者の周りの人にも、理解を深めて欲しいからです。
親や友達、先生など、身の回りの人に自分の苦悩を全くわかってもらえないというのも、状況をより悪化させる要因になりますから。。
でも、自分からは周りに言い出せないものなんですよ…。
筆者の半生
ここからは、僕が今までどのような生き方をしてきたかを振り返ろうと思います。
出生~幼稚園
僕は2004年に大阪で生まれました。
小さいころ、頭がよかったみたいで、2歳で掛け算や割り算をしたり、世界地図の国旗をおぼえたりしていたそうです。
いろんなことをおぼえたり習得することで、周りにたくさん褒めてもらえるのがとてもうれしかったんだと思います。
今でもうれしいんですから、当時はなおさらでしょうねw
幼稚園児の時から、自然の生き物(特に昆虫)が大好きでした。
昆虫や動物の図鑑をいつも持ち歩いているほどで、
お気に入りのページを開きすぎたせいでそこから図鑑が真っ二つに分断してしまった時は、何時間も大号泣した覚えがありますw
だから、幼稚園のころの将来の夢は昆虫博士でしたね。
勉強に追われた小学校時代
小学生になってからは、学校がかなり退屈でした。まぁ嫌いではなかったですが。
座学の時間のときは、授業中に課されたものをすぐ終わらせてしまって、ほかのみんなを待つ時間が大半になる、ということが多かったんです。
そりゃ暇で退屈ですよ。給食と昼休みが待ち遠しいのなんのw
好きな授業は音楽と図工でしたね。みんなと一緒に何かできるのがたのしかったので。
でも、小学校時代の思い出は、塾がメインですね。
まず、小学2年生のときに、進学塾に通い始めました。
この頃の僕は、いい学校に行きたい!行って家族に喜んでもらいたい!と意気込んでたんですね。
そして、最難関校を受験したい!と考え、3年生のときに、兵庫にある、専用のコースを受講できる塾の近くに引っ越しました。
高学年からは、ほとんど塾漬けの日々が始まり、学校から帰ってきたらすぐに準備をして塾へ行く毎日のくり返しでした。
時には、休日の特訓コースなどで10数時間椅子に座りっぱなしの日もあり、おかげで痔になるほどでした。
今思えばよくやってたなまじでw
まぁ、5年生の後半くらいまでは一番上のクラスにいたんですよ。
ですが、授業中に気絶したように寝るようになってしまったんです。
寝たくないのにいつのまにか寝てしまう、バカみたいにスースーする目薬をさしまくって目を覚まそうとしても効果はほとんどない。
自分の意思と関係なく意識が飛ぶ、最悪ですよね。
しかも、それが原因で徐々に成績が落ち始め、クラスも落ちてしまいました。
屈辱ですよ。周りからは蔑まれ、親や教員には怒られて、なのに自分の意思ではどうにもできない。
押し殺すしかなかったですね。ストレスを。
ぶっ壊れた中学校時代
踏ん張ったかいもあって、偏差値70ちょいの進学校に合格。
生物部という部活に入りたくて志望校に選んだ学校だったため、とても嬉しかったのを覚えています。
お目当ての部活にも入り、友達も作り、充実した学校生活を送るぞ!と、楽しく学校に行ってました。最初は。。
やっぱり、意識が飛ぶんです。授業中。
眠り姫っていうあだ名がつくほどw
そりゃ、怒られますよね。ここまで言われてもまだ寝るか!と教師に怒鳴り散らされたり、みんなの笑いものにされることもしばしば。
「いや、俺は起きていたいんだよ?でも、いつの間にか意識が飛んでしまって、、」
なんて言えるはずもなく。
辛いことやストレスを自分の中に押し殺すクセができてしまってたようで。
中学3年生の中盤までは、なんとか耐えてました。
「自分が寝てしまうのがいけないんだから、弱音を吐いちゃいけない。」
本気でそう思ってました。
…でも、人には限界があるものなんですよね。
ある日、布団から起き上がれなくなりました。
起き上がったら、気持ち悪くなったり、頭が痛くなったり、動悸が止まらなくなったりで、立っていられない。
何もしてなくても涙があふれだして、取り乱してしまう。
そんな状況になってしまっている情けない自分を呪う。
そして何より、外に出ることが
…怖い。
身体も心も、ぶっ壊れました。完全に制御不能。
こうして、中3の冬、僕は不登校になりました。
己を取り戻した高校時代
中高一貫校だったため、高校へ上がることはできました。
しかし、不登校のままで、高校にはほとんど行けず、途方に暮れていました。
このまま何もしなければ、いずれ単位が取れず留年になってしまう…
でも学校に行くというのも厳しい…
どうすればいい?どうすれば自分を変えられる?
悩みに悩んだ末、出した結論は、
自分自身と向き合う時間が必要だということでした。
自分が何をしたいのか、どうありたいのかすらわからない…
それでは、これからどうすればいいか決められるわけがない。
まずは、自分という人間を理解し受け入れることが大事なのでは?
と考えました。
高1の10月、僕はその高校をやめ、通信制の高校へと転入することを決めました。
それからは、時間ができたため、やろうと思ったことを片っ端からやりましたね。
趣味に没頭したり、新しいことに挑戦してみたり。
疲弊しきった自分を癒したいという気持ちもありまして。
正直、この時間が、僕を何段階も成長させてくれたと思います。
少しずつ自分と向き合うために、まずは何も考えず好きなことをする。
ありのままでいいんだと、自分を解放してやる。
その上で自分と向き合い、対話する。
これが僕の、前向きに進むための第一歩でしたね。
きっかけを作ってしまえば、あとは流れに沿うようにして、徐々に前向きな考え方・行動ができるようになりました。
そこからの高校時代の生活は、充実していたなぁと感じますね。
~現在
高校を卒業してからは、すぐにバイトをはじめました。
ずっとやりたいと思っていた音楽を始めるために、必要な機材を買う資金を貯めたくて。
新しく20万くらいの電子ピアノや、オーディオインターフェースという機材を買いました。
あとは、マイクや吸音材などまだまだ欲しいものがたくさんですね。
ピアノを弾いたり、曲を作ったり、歌を歌ったり。
やりたいことが山ほどあるので、片っ端からやろうかなと思います。
もちろん、音楽以外でも。
好きな事に囲まれて生きていると、幸せに感じます。
何より楽しいですからね。
今となっては、過去の挫折も、自身の成長の過程の一部だと考えられるようになりました。
そう感じられるようになった事もまた、成長かなぁ。
経験を通して伝えたいこと
約30人に1人が不登校になり、しかも毎年その比率が上がり続けている現状。
「この先どうすれば…」「何をしたらいいかわからない…」
自分の未来を見失う人たちが、増えていくでしょう。
そんな時、どうするか。
皆さんには、この2つを覚えて欲しいと思います。
1つ目は、まず自分自身と深く向き合うこと。
ゆっくりと時間をかけていいので、焦らずに。
自分という人間への理解を深めましょう。
「自分は何が好きなのか」「自分は物事をどう考えるか」など、
自分についての疑問を自分にたくさん投げかけてみるのも良いでしょう。
その上でもう一度、自分に何をしたいのか問いかけてみてください。
そこで出た答えに向かって、走り続けましょう。
自ずと未来が見つかるはずです。
2つ目は、辛いことや嫌なことからは全力で逃げて良し、ということ。
世の中には、理不尽にも、辛く苦しいことがあふれています。
それは、環境であったり、はたまた人間であったり、様々な要因があるでしょう。
我慢すればいいと考える人もいるでしょうが、それは間違いです。
優しい人ほど、我慢してしまうんです。
そんな優しい心を持つ人が傷つき続ける必要なんて、全くありません。
学校や会社など、環境を変えるには、勇気がいると思います。
でも、その環境自体が原因ならば、ガラッと一変させてしまうのも大事な選択です。
一度大きく変えてしまえば、視野も大きく広がり、見える世界も変わるんです。
自分を苦しめる原因は、取り払わなければ、無限に自分の足を引っ張ってきます。
この2つは、ストレス社会と呼ばれる時代に生きるすべての人達にとって、
自分を守り、強くあるために、重要なことだと思います。
最後に
僕のモットーは、「全てを楽しみ、全てを糧に」です。
これから起こること全てを自分の成長へと繋げる、そういう生き方をしたい!
そんでもって、自分の人生最大限楽しまなきゃもったいない!
そういう意味を込めています。
前向きでいることは、自分を成長させるためのカギです。
そのカギは誰もが持っているものですが、それを見つけられるのは、
一度下を向いてしまったことがある人だけなんです。
前を向くために努力して、前向きでいられるありがたさを理解して初めて、
成長のカギを手にできるのです。
あなたを成長させられるのは、あなただけ。
あなたの中にある成長のカギを一緒に探してみませんか?
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